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2021年05月10日

2021年度新人研修 -Salesforce認定administrator研修編-


4月20日~4月26日は新入社員研修としてSalesforce認定administrator資格試験対策を行いました。
本記事では、Salesforce認定資格について説明し、研修での取り組みについてお伝えします。

Salesforce認定資格とは

Salesforceは、セールスフォース・ドットコムが提供する営業管理(SFA)や顧客管理システム(CRM)のクラウドプラットフォームであり、世界中の様々な企業で導入されています。
セールスフォース・ドットコムでは、Salesforceの製品知識と関連する業務知識を保持していることを証明する認定資格を定めています。
認定資格は基本資格と上位資格で構成され、認定アドミニストレーターは管理者/コンサルタント/アーキテクトのファーストステップとして推奨される最も基本的な資格のひとつです。

研修内容

本研修の目的は、認定アドミニストレーター資格試験合格水準の知識を学習することです。
Salesforceの学習にはTrailheadを活用しました。

Trailheadとは、セールスフォース・ドットコムより提供されている学習用リソースです。
Trailheadは複数のModuleやProjectによって構成されており、各Moduleごとに扱うトピックが異なります。
また、Salesforce扱う分野は非常に広範囲に及び、実務経験のない新入社員ではどこから手を付けるべきかわかりません。

そこで本研修では、認定資格保持者である講師によって下記の工夫がなされていました。

  • 全体の進捗に合わせてModuleを選定
  • 各Moduleの要点解説
  • わからない点をチームごとスプレッドシードにまとめて共有
  • 確認テストで理解度チェック

TrailheadではあらかじめModuleを組み合わせて作成されたカリキュラムが多く公開されています。
しかしその多くはSalesforceの実務経験者を対象としており、未経験者には順序が適さない場合や修了見込み時間に大幅なずれが生じる場合があります。

本研修は5日間で認定アドミニストレーター資格の範囲を網羅するため、全体の進捗に合わせてカリキュラムの切り替えやModuleのトリアージを行いました。
これによって、効率よく学習することができました。
また、その日に取り組むModuleについてあらかじめ要点の解説を行うことで学習中のつまづきを回避し、学習内容に集中することができました。

学習中に各個人でわからない部分や疑問が生じた際には、チームごとにスプレッドシートにまとめ共有を行いました。
共有された疑問は、メンバーで協力し回答や調査、講師に質問することで解決し、確認テストを行うことで自分の理解度をはかることができました。

Salesforce研修を終えて

Salesforce研修ではTrailheadを活用した学習を行いました。
幅広い知識を学習する際、個別に学習しているとインプットに偏りがちですが、メンバーと疑問を共有することやテストを行うことでアウトプットの機会がうまれました。
アウトプットすることで、メンバーの視点を取り入れることができ、より理解を深めることができました。
また、記録として残すことができるため、後の新入社員研修のための要点解説や、効率的な学習方法の模索など”知の高速道路”整備に役立ちます。

今回の研修を通してSalesforce知識のみならず、効率的な学習方法やアウトプット、チームとの協調等の社会人として重要なスキルについて学ぶことができました。
今回、研修を受ける側である私たち新入社員も、次の世代の良き講師となれるよう励んでいきたいと思います。

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