2025年05月13日
こんにちは! バトンを受け取りました、同じく2025年度の新入社員Tです。
入社してから早くも2週間が経ち、研修内容も徐々に実践的なものへと移行してきました。
現在はPythonの研修を受けています。
受講者の中には経験者も多く、特にpandasを中心としたデータ処理の研修が行われました。
LeetCodeを活用しながら効率的なコードの書き方を学び、実行速度やパフォーマンスにも意識を向けるようになりました。
また、Webアプリケーションの基礎としてFlaskにも触れ、ルーティングやAPIエンドポイントの考え方、データの取得・表示の仕組みなど、実践的な内容が増えてきました。少しずつですが、開発の楽しさを感じられるようになっています。
来週から始まるのは「ECサイトの在庫管理アプリ」のチーム開発です。
Python研修の真っ只中ですが、現在はその準備として既存のコードの読解や、APIの挙動確認などを進めています。
Python研修中に、AI Expoに参加してきました。
学生時代に参加した展示会とは違い、BtoBの実務レベルの展示会は初めてで、かなり緊張しました。
来場者とのコミュニケーションや製品説明には苦戦もありましたが、社会人としての実践的な学びを得られる貴重な機会でした。
学生時代とは異なる、「伝える力」や「相手の立場に立った説明」の大切さを実感しました。
当日は、弊社のブースでもいくつかの事例をご紹介しており、このブログではその中から印象的だったものをいくつかピックアップしてご紹介します。たとえば、職人でも判断が難しい海苔の等級をAIで判別するシステムや、紛失や置き忘れ防止のためにスマートフォンを使って工具をカウントする仕組みなどがありました。
Python研修を経て、いよいよチームワーク研修のスタートです。
テーマは「ECサイトの在庫管理アプリ」の開発。7人チームで役割分担をしながら、一つのアプリを完成させるという実践的な内容です。
まずは既存のコードベースを理解することから始まり、APIエンドポイントの挙動確認やローカル環境のセットアップといった準備を進めました。
バージョンの違いによる不具合など、環境構築でのトラブルもありましたが、チームで協力しながら無事セットアップが完了しました。
GitやGitHub、Backlogの違いにも戸惑いましたが。ブランチやプルリクエスト、プッシュなどGit研修で習ったことを活かしつつ、クローンやフェッチ、コンフリクトの解消など未習の操作も多く使い大変ながら多くを学べました。
Reactの研修はありましたが、React Nativeとなると使えるタグが大幅に変わったり、IOSとAndroidの挙動の違いにも直面し、苦戦する場面が多くありましたが、Ch○tGPTの助けを借りながら開発を進められました。
ただし、助けられる一方で、LLMがつく”それっぽい嘘”、ハルシネーションには何度も惑わされました。みんなも気を付けよう。
この経験から、LLMに頼りすぎず、公式リファレンスや信頼できる技術ブログを活用して自分で調べる力の重要性を痛感しました。
在庫管理アプリの開発では、はじめに研修用にあらかじめ用意されていた基本機能をもとに作業を進めていきました。
下記の表で実装する機能を紹介します。
上側が実装済みの機能、下側が今回の研修を通じて私たちが新たに実装した機能となっています。
実装済み機能 | 仕入先管理 | 商品マスタ | 入荷管理 | 在庫一覧 | 設定 | |
---|---|---|---|---|---|---|
追加実装機能 | 注文管理 | 顧客管理 | 多言語 | 認証・認可 | バーコードスキャン | |
UI | その他(マップ, 売上予測, レコメンド, etc…) |
私は主に「注文管理機能」を担当しました。既存のコードに新しい機能の追加をするのは初めての経験で、新鮮かつ難易度の高い作業でした。同じ機能を実現するにも、書き方にはいくつものパターンがあり、どの実装がよりよいのかを考えるのは大変でしたが、コードを丁寧に読み込み、スタイルを統一したり、より適した実装方法が見つかれば修正を加えたりと、試行錯誤の連続でした。
徐々に最低限の機能が揃い、細かな修正や新機能の追加に取り組むフェーズに入りました。私は担当していた注文管理機能が無事完成した後、動作確認中に発見したバグを修正し、リスト表示のパフォーマンス向上のため、ページネーションを実装しました。チームメンバーの中にはクーポン機能を実装した人や、販売予測モデルを構築した猛者もいました!
初めは手探り状態でしたが、コードレビューやチームとの対話を重ねる中で理解が深まり、最終的には一つのアプリを完成させることができました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
これからも一つひとつの経験を大切に、前向きに取り組んでいきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
次回は発表の様子をお届け予定です。バトンは次の担当者へ!