2026年03月17日

こんにちは、新入社員のR.Kです。
11月の勉強会では、Salesforce Winter ’26 のリリースノートを題材に、主なアップデート内容を学びました。
この記事では、その中でも気になったポイントをピックアップし、学んだこととあわせて簡単にまとめています。
今回の内容の中で、特に実務インパクトが大きそうだと感じたのは フローのバージョン比較機能です。 変更前後の差分を標準で確認できるようになったことで、 レビューや保守がしやすくなりそうだと感じました。
複数人でフローを管理する場面では、 「どこを変更したのか」「どの条件が変わったのか」を素早く把握できることが重要です。 差分をすぐに確認できることで、開発プロセス全体の安定化にもつながりそうです。
フローの「メールを送信」アクションの改善も印象に残りました。 設定時の入力がより扱いやすくなり、実装時の迷いを減らせるアップデートだと感じました。
こうした変更は一見小さく見えますが、 日々フローを組む中では、設定しやすさがそのまま開発効率やミスの減少につながります。 地味ながら実務上のメリットが大きい改善だと思います。
もう一つ興味深かったのが、 Apex定義コレクションを画面フローのデータテーブルで扱えるようになった点です。 これにより、SObjectそのままではなく、画面表示向けに整形したデータを そのまま一覧表示しやすくなります。
たとえば、複数オブジェクトの情報をまとめて見せたい場合や、 確認用にデータを加工して表示したい場合など、 フローとApexの役割分担をより柔軟に設計できそうです。
そのほかにも、Action Hub の追加、 デプロイ状態やサイズの可視化、 項目履歴UIの改善など、 日々の運用・保守に効いてきそうな変更が紹介されました。
どれも派手な新機能ではありませんが、 「確認しやすくなる」「見通しがよくなる」という意味で、 継続的な開発や保守の中では価値の大きいアップデートだと感じます。
加えて、SOAP API login() の廃止予定も重要なトピックでした。 今すぐ影響が出るわけではないものの、 古い認証方式を使っている既存連携があれば、将来的に見直しが必要になります。
新しい機能を学ぶだけでなく、 今動いている仕組みをどう安全に維持していくかという視点も重要だと改めて感じました。 特に認証まわりは影響範囲が広いため、 早めに棚卸しや移行方針の確認を進めることが大切そうです。
今回の Winter ’26 リリースは、 「新しいことができるようになる」というよりも、 既存の開発・運用を少しずつ改善するためのアップデートが多い印象でした。
特にフロー関連の改善は、今後の開発やレビューの進め方にも影響しそうです。 リリース情報は機能一覧として眺めるだけでなく、 自分たちの業務にどう活かせるかという視点で整理することが、 学習内容を実務につなげるうえで重要だと感じました。
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
今後も、リリース内容を単なる新機能紹介としてではなく、 日々の開発・運用にどう結びつけられるかという観点で整理していきたいと思います。
参考:Salesforce Winter ’26 Release Notes:
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=release-notes.salesforce_release_notes.htm&release=258&type=5