2022年1月12日
「検品業務を自動化したい」
「店舗の売上予測精度を高めたい」
「等級がある商品の判別精度・速度を向上したい」
弊社ではお陰様で様々な業界の会社様よりAI導入のご相談をいただいておりますが、
残念ながらいくつかの理由でお見送りとなることがあります。
資金面、特に費用対効果が低い場合は弊社側からもあまりオススメはしないのですが、
「クラウドベースのAIサービスだから」という理由の場合は話が変わってきます。
今回の記事では、ネガティブなイメージが残るクラウドAIについて、
不安を取り除き、優位性を感じてもらえるような内容となっています。
冒頭でも述べましたが、「クラウドサービスだからちょっとね…」という方は一定数いらっしゃいます。
(業界によって大きく偏りがあります)
そういった方は、上記画像のデメリットの部分を気にされているのではないでしょうか?
例として製造業の検品業務で考えるとどうでしょうか?
「自社製品の画像データが流出しないか?」
「現在使っているハードウェアとの連携は出来るのか?」
「ネット回線が途切れたら検品業務は止まってしまわないか?」
こういったことがリスクとして想定されますし、そう思われた方も多いかと思いますが、
実際のところ、これらリスクは対処不可能でオンプレミスよりも劣るのでしょうか?
ここ数年、クラウドサービスの質が向上しており、
特にAWSやAzure、GCPなどの大手クラウドサービスの改良は顕著です。
まずはセキュリティについて。
上記3サービスは常に最高水準のセキュリティ環境を整備しており、外的要素(サイバー攻撃)への対策は万全です。
また利用者側においても、下記の項目をチェックしておくことで、内的要素(内部による漏洩)への対策もバッチリです。
・ID・パスワード漏洩対策(例:MFA(多要素認証)の利用)
・通信データの暗号化
・退職者IDの管理
・権限設定
一方、自前で情報システムを運営するオンプレミス環境では、
最新のセキュリティ環境に適用するだけでも大きなコストがかかるため、
脆弱な状態のままでセキュリティリスクが高いケースも多々あります。
そういった背景もあってか、近年では逆に「セキュリティ面で安心だからクラウド」という理由で移行が進んでいます。
ただカスタマイズに関してはオンプレミスに軍配が上がるため、
社内システムとAIをスムーズに連携したいという目的があるのであれば、
オンプレミスに対応しているAIサービスを使用することをオススメします。
弊社『HAMPANAI AI』はディープラーニングのAIプラットフォームですが、
上記の大手クラウドサービス上でシステムを構築しています。
「初期費用が安い」「セキュリティが堅牢」「耐障害性と可用性が高い」といった点も
クラウドを採用している理由ではありますが、最も大きいのが「機能が優れている」という点です。
上記3社はAIに便利なツールが豊富に揃っていることから
ツールを活用できるクラウドAIを使ったほうが高度な分析がしやすくなり、
結果として精度の高いモデルの作成できるようになりました。
(高い性能を誇るAI、特にディープラーニングのサービスの大半がクラウドです)
参考:【ディープラーニングとは?】事例つきでわかりやすく解説!
そのため、今後AIを導入して大きく業務効率化を達成したいと考えるのであれば、
機能の観点から、クラウドのAIサービスの検討は避けられません。
AIサービス提供会社によって異なりますが、
『HAMPANAI AI』ではデータ蓄積・モデル更新のみクラウドを使っています。
クラウドで最適化したモデルを端末に同期することでオフラインで実行できるようになり、
主に外観検査で必要とされる電波が通じない/不安定な環境下でのリアルタイム判定も
問題なく判定をすることが出来るようになります。
弊社HAMPANAI AIでも利用しているクラウドAIについてご説明しました。
AWS,GCP,Azureといったクラウドサービスは
機能、セキュリティ、そして使いやすさなど、総合的に日々改善がなされています。
弊社AIプラットフォーム『HAMPANAI AI』は、現在、下記の実績がありますが、
自社での研究開発に加えてクラウドサービスのアップデートにより、
今後も継続的に性能が向上していきます。
飲料ボトルの検品業務に置いて作業員を8人→1人に削減
パチンコ台の稼働状況予測を20%(70%→90%)向上
「技術的に実現可能か?」「費用対効果は見合うのか?」「セキュリティ対策についてもう少し聞きたい」など
弊社ではAI導入に関するご相談を随時承っております。
お問い合わせフォームより、ぜひお気軽にお申し付けください。