2024年07月26日
Salesforceのヘルプを開くと、以下のような表示があります。
「従来のチャットサービス(Live Agent)は2026 年 2 月 14 日に廃止される予定です。
サービス提供終了に先立ち、新しいチャット機能である
Messaging for In-App and Web(MIAW)への早期移行をおすすめします。」
新機能に対応するために、今回から3回に分けて、Messagingの設定を解説していきたいと思います。
3回分の説明を全て設定していただくと、エクスペリエンスサイトでチャットのやり取りが体験できます。
手順はたくさんありますが、1ステップずつ丁寧に解説しますので、ぜひおためしください。
顧客は事前チャットフォームでメッセージング会話を要求し、連絡先情報などを提供します。
入力された項目はメッセージングチャネルのパラメーターとして対応付けられます。
設定したフローにより、メールアドレスや注文番号などの情報をどこに取り込むかを定義できます。
エージェントが会話を始める際には、顧客の情報を参照しながらサポートすることができます。
フローによって、新しい レコードの作成または更新を自動化できます。
※今回の3回のシリーズ内では、チャットフォームで会話の開始→エージェントが接続→チャットのやり取り→終了の部分のみを解説。
吹き出しアイコンを押すとチャット画面が開きます
メッセージングユーザー権限セットライセンスの割り当て
メッセージング権限セットの作成と割り当て
①権限セットの新規作成
権限セット>新規>名前等入力し押下
②作成した権限セットの編集
権限セット名を押下>アプリケーション>アプリケーション権限の順に押下
編集>アプリ内およびWebのエージェンメッセージングの有効にチェックを入れ>保存を押下
アプリケーション>アプリケーション権限
>アプリ内およびWebのエージェンメッセージングの「有効」にチェックが入っていればOK
③アプリケーション>オブジェクト権限の順に押下
④メッセージングユーザー>編集を押下>「参照」と「編集」を有効化して保存を押下
⑤メッセージングセッション>編集を押下>「参照」と「編集」を有効化して保存を押下
設定後は以下のように表示される
オムニチャンネル有効化
①オムニチャネル設定>オムニチャネルの有効化にチェック>保存を押下
②「スキルベースのルーティングと…」にチェックを入れる>保存を押下
プレゼンス設定
プレゼンス設定を開き、デフォルトの設定を編集するか新規作成する。
※プロファイルにシステム管理者を追加
プレゼンス設定後の画面(今回はデフォルトを使用)
メッセージングチャネルの転送の設定(ルーティング設定)
ルーティング設定>新規を押下。必須項目と作業項目サイズを入力し保存を押下
オムニサービスチャネルの設定
サービスチャネル設定>「メッセージング」「チャット」がデフォルトで作成されている。
特に変更が必要でなければ 設定不要(今回はデフォルトのものを使用)
※メッセージングのオブジェクトはメッセージセッション
プレゼンス状況の設定
①対応中②オンライン③オフラインのステータス、3つのステータスを作成
オンラインの場合は、サービスチャネルを選択する
エージェントプロファイルの設定
ユーザー>ユーザー>エージェントユーザーのプロファイルを押下(今回はシステム管理者プロファイルで設定)
>有効なサービスプレゼンス状況アクセスで「編集」を押下
有効なサービスプレゼンス状況に、作成した3つの「プレゼンス状況」を追加して保存を押下
キューの設定
キュー>新規>必須項目、ルーティング設定を入力
サポートされるオブジェクトとキューメンバーを追加して保存を押下
今回の設定はここまでです。
今回はチャットの姿を確認するところまでは進みませんでしたが、
次回は、サービスコンソールの設定~チャットの設定のリリース、チャットの動作確認テストまで
解説する予定です。