2021年02月05日
2月5日、第20回目の勉強会が開催されました。
今回のテーマは、「SFDCのrecord hunter」と、「FigmaというUI/UXツールについて」です。どちらも大変勉強になりました。
Record Hunterとは、Salesforceのレコード検索画面を簡単に作ることができるAppExchange(Salesforceの拡張機能)です。Salesforce公式から提供されています。
特徴としては、プログラミングによる開発が必要ないという点が挙げられます。クリックベースでの設定だけで簡単かつ迅速に画面を作成することができます。
Record Hunterには以下の機能があります。
Record Hunterの設定方法です。それほど時間をかけることなく利用まで漕ぎ着けることができます。
1、Record Hunterを利用する環境にインストールします。
2、検索対象のオブジェクトに移動します。
3、アプリケーションビルダーに入り、「コンポーネント」からサーチボックスとデータテーブルをそれぞれ追加します。(サーチボックスが検索フィールドを表示する部分に、データテーブルが検索結果を表示する部分になります。)
4、お好みの設定にします。レイアウトやタイトル、デフォルト値など様々な設定ができます。
便利ですね!この拡張機能自体をカスタマイズすることによって、さらに機能を洗練させることもできるようです。ぜひ1度使ってみてはいかがでしょうか。
Figmaとは、ブラウザ上で利用できるUI/UXデザインツールです。つまり、ウェブページのデザインを、HTMLやCSS、JavaScriptの記述なしにできちゃうツールです!
類似ソフトとしては、Adobe XDやSketchがあるようですが、Figmaはそれらのツールに比べてどこが優れているでしょうか?
Figmaの特色は以下の通りです。
Adobe XDとSketchはどちらもローカルで動かすソフトであるため、利用するためにはソフトのインストールが必要です。これは、作成したデザインを共有する際のネックとなります。
Figmaはブラウザ上で使えるため、大体の環境ですぐにアクセスすることができます。ローカルで動かす場合に比べて共有のハードルはグッと下がりました!
Figmaにはコンポーネントという機能があります。ページデザインを細かいパーツに切り分けて保持できる機能です。これによって、別の箇所で使ったパーツを簡単に使い回すことが可能になります。
さらに、使い回しているコンポーネントの大元での変更を、使い回しているコンポーネントに反映することもできます。この機能がない場合、最初に貼り付けたあとは、コンポーネントのデザインの変更のたびに全てのコンポーネントを更新する必要が生じ、デザインの統一性を保つ作業がとても煩雑になっていしまいます。大変便利な機能だと思います。
複数のコンポーネントを並べる際にも、簡単にデザインを構築することができます。簡単に並べ替えることができるほか、コンポーネント間の幅も簡単に一律で変更できます。
デザイン共有へのハードルがとても低いことは先ほど書いた通りですが、便利なコラボ機能も搭載しています。たとえば、ホームの吹き出しアイコンをクリックすると、コメントを追加したい箇所にコメントを追加することができます。この機能によって、誰かが作成したデザインへのフィードバックが容易になり、改善までのサイクルをより早く回すことができます。
本体だけでも十分便利ですが、機能を拡張する様々なプラグインが提供されています。Figmaで作成したデザインからHTMLを生成する機能や、逆にウェブページからFigmaのデザインを生成する機能など、様々な機能が提供されています!
また、アセットも豊富です。アセットとは、ウェブページのデザインを構成する様々な要素がセットになったものです。アセットを入手することで、統一感のあるデザインを簡単に実現することができます。