2021年7月26日
第24回勉強会では、Salesforceのフロー入門とUX入門について発表がありました。
Salesforceの常用自動化ツールには以下の4つがあげられます。
今回は、この中のフロー(FLOW BUILDER)についてです。
このフローですが、一般的に次の場面で使用します。
発表では、実際に作成したフローのサンプルを紹介していただきました。
この画像は、画面フローのサンプルです。
上の画像のように、要素を配置していくことで、フローを構築していくことができます。
視覚的にもとても分かりやすいです。
ここでは、フローを用いた自動化のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
デメリット
簡単であるが故のデメリットはいくつかありますが、開発スピード等を考慮するとかなり多くのメリットがあります。
今回は、Salesforceの機能を利用したフローの作成を紹介していただきました。
実際に作成したサンプルも見せていただいたため、大変分かりやすかったです。
勉強会のコメントでもありましたが、一から開発するのではなく、既存のツールを利用してシステムを構築することには、メリットが多いです。
これは、Salesforceだけでなく、あらゆる開発において通じることだと思います。
自分の開発スキルを向上させるとともに、使える道具の調査・勉強もかかさずおこなっていきたいですね。
UXはUIとともに聞くことが多い言葉だと思います。
UIとは、ユーザーの「したいこと」を実現できるようにサポートするためのデザインですが、UXは「運営者の意志」によってユーザに「体験」を提供するためのデザインです。
つまり、UXは企業の意図にユーザを「巻き込んでいく」デザインとなります。
ここでいう「体験」は、製品を単に使うだけでなく、製品を包み込む一連のサービスを通してユーザが感じること、考えることを指します。
このユーザの体験を把握することが、UXのデザインには重要になりますが、データを収集するだけでは、体験を把握することは難しいです。
データでは、行動を把握することはできますが、その行動に伴うユーザの「意図」までは把握することはできません。
そこで、質的調査法という手法を利用することで、ユーザのニーズを調査することができます。
例えば、
などがあります。
これらの調査で得られた、ユーザのニーズから最良のUXを考えていくことになります。
最良のUXを共同で考えていくためには、単なる情報としてではなく、それらの情報を利用してそれぞれのユーザの「物語」を描くことが重要です。
このユーザの「物語」描くことがユーザの「体験」を知ることにつながっていきます。
UXは、製品と社会の関わりまで規定するアプローチです。
したがって、望ましいUXは、望ましい社会との関わり方とも関係してきます。
SDGsを含め、望ましい社会との関わり方には、様々なアプローチが存在します。
「何を望むのか」をしっかりと考え、その望みをかなえるアプローチを考えることが、望ましいUXを考えることにつながっていきます。
今回発表していただいたUXは、単なる開発にとどまらないサービスの創出に関するものでした。
実際に向き合うには難しい内容ではありますが、実際に製品を提供する際には、とても重要な内容でもあると思います。
普段から、サービスに触れた際に、自分が何をしたくて、このサービスによって何が満たされたのかを少し振り返ってみることで、自分のUX感度を高めていくことができるかもしれません。