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2021年07月13日

Tableauを使って通勤時間の使い方を考える話

こんにちは、ゆきやです。

いきなりですが、皆さん通勤時間に何をしていますか?

ふと、電車内を見渡すとをスマホ画面を見ているか寝ているかの人が殆どであるように感じます。

自分はこの間引っ越して、通勤時間が1時間30分から1時間に短縮しました。

通勤時間は短いに越したことはありませんが、引っ越しがなかなかすぐに行えずに僕のように長い通勤時間に甘んじている人もいるのでは?

実は、通勤時間が長いと、

運動不足睡眠不足だけでなく離婚の確率まで上がるらしいです。

 

そんな訳で今回は通勤時間が長いことのデメリット通勤時間の使い方、考え方についてのお話です。

 

日本全国の通勤時間

始めに、日本全国の通勤時間の平均はどのくらいなのでしょう?

 

2003年に行われた全国政府統計によると、全国での平均通勤時間は34分でした。

 

ちょっと古いデータだったため、

 

今回は、弊社で導入支援を行っているTableauを用いて可視化してみました。

 

ここでの統計データは2018年政府による「住宅・土地統計調査 平成30年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計 全国・都道府県」を利用させていただきました。

 

早速結果ですが、全国平均は34.62分と2003年とおおよそ同一の結果となりました!

 

しかし、これで終わってしまってもつまらないのでせっかくなので都道府県毎の分布についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

↓↓都道府県別での通勤時間の平均はこのようになります。色が濃いところほど通勤時間が長くなっています。↓↓

 

 

 

こうしてみてみると、特に、南関東と次いで近畿地方が通勤時間の平均が長いことがわかります。

 

どうやらこうした都市部では、より仕事場から広い範囲に居を構える人が多いようですね。

理由は交通網などいろいろあるでしょうが、僕は理由として、都市部では住宅地域とオフィス街が明確に分かれていて、会社のすぐ近くにはなかなか住みにくいんじゃないかとか考えています。

 

皆さんはどう思いますか?いずれにしても興味深いです。

 

↓↓次に、それぞれの県で回答数の差が大きい為、回答の割合を都道府県別でグラフ化してみました。↓↓

それぞれ画像クリックで拡大表示

↑こちらはGif動画です↑


南関東や関西では通勤時間が15~30分の分布に対して、通勤時間が45分~1時間未満の分布率が勝る結果となりました。

特に、南関東では東京都内も含めて通勤時間が30分以上の人が多く存在する事がわかります。

やはり、都市部では多くの人が比較的長い通勤時間を過ごしているようです。

通勤時間のデメリット

このようにSOHOBBの位置する東京周辺では通勤に時間がかかりがちというデータが入ったところで冒頭のお話に戻りたいと思います。

通勤時間、デメリット多い問題です。

 

こちらはネット記事からの引用になりますが、

・通勤時間が増えることで給料が減額されたように感じ、仕事はもちろんプライベートにも悪影響を及ぼすということが西イングランド大学の通勤に関する研究によって示唆されています。
・ギャラップ社の調査において、通勤時間が90分を超えると不安感が増し、日常生活の満足度が下がると報告されています。
・スウェーデンの論文によると、通勤時間が45分を超えると離婚率が40%も高まるというように、夫婦仲へ影響を与えるとのことです。
・健康へのデメリットとして、ブラウン大学の研究によると、通勤時間が1分増えることで運動時間が0.0257分、睡眠時間が0.2205分ずつ減り、肥満につながるという事が示唆されています。

 

とのこと。詳しくは↓のリンク参照

参考記事

 

通勤時間に寝れば睡眠不足の解消になるじゃん、という考えの方もいるかもしれませんが、これは場合によってはむしろ逆効果で、(特に帰り道に)15分を超過するような睡眠をとってしまうと、家に帰ってから寝られず、睡眠障害を引き起こす原因にもなってしまうようです。

電車で睡眠をとる場合は短めにしましょう。

弊社内でのアンケート

デメリットについての論文を取り上げたところで自分の周りではどのように感じている人が多いのか、GoogleFormsを使って、SOHOBB内での通勤時間の感じ方も調査してみました。



確かに退屈に感じている人は良い感情を持っている人より多い…

 

これらの情報からすると、北関東とか神奈川とか東京近傍に住むのは土地が安くて住みやすいとかいうけれど通勤時間としてはかなり長くなっちゃうならデメリットが目立ちますね。

会社から近くないところに住むのはもはや自分を苦しめるだけの行為かもしれません。

 

しかし、それは本当でしょうか??


先ほど収集した、統計データや紹介した記事の研究などは、こういう傾向がある、というところで止まるべきではなくむしろそこから何ができるのかを考えることが重要だと思います。

 

僕は通勤時間に対するデメリットとは、時間を持て余しているから無駄になってしまうだけであると考えています。

 

近年、ごみとして片付けられている希少金属を都市鉱山なんて例えていますが、同じように、通勤時間もうまく使うことで眠れる有効な時間たり得るのではないかと思うわけです。

 

ここで再び弊社アンケート結果の話に戻ります。先ほどのアンケートにおいて、同時に過ごし方と通勤時間についてもご回答いただきました。



SNSで楽しんでいる人もいれば同じSNSを利用しているのに苦に感じている人もいるようです。

母数が少ないので一般的な回答とは異なるかもですが、弊社においては過ごし方と感じ方には関連性がないし、通勤時間と感じ方にも相関というほどのものはありませんでした。

 

この結果から何が言いたいかというと、つまり過ごし方よりも実は自分がどう感じられるか、といったことの方が大事なのではないか、という事です。

 

SNSをするにせよ勉強するにせよ、ポジティブに動ければ問題が無いのではないでしょうか。

 

結論

多くの人にとって

満員電車はPCを開くこともできない、乗り換えで集中もできない、 ←持て余すと感じる原因


会社に行くまでの憂鬱な時間、早く帰りたいのに乗り換え待ちしたりする面倒な時間 ←ストレスの原因


疲れたし、電車でちょっと寝てしまおう←睡眠不足、ストレスの原因


であるという事は考えられると思います。

 

であれば、無駄にしないためには、そうならないように意識を変えていく必要があるのでしょう。

 

例えば、電車の中でだけ資格の勉強をすることにする。

その週の反省と改善点を考える

ブログの記事作成やTrailheadを進める

夕飯の献立と次の日のお昼について考える

小説を読む。知識を蓄える。

立ちながら(or座りながら)出来るトレーニングを行う。(周りの迷惑にはならないように。)

 

こう書くと意識ばかり高くなってしまいそうですが、自分が興味を持てるものをポジティブに取り組めればなんでもいいのではないかと思います。

通勤時間に今現在ネガティブな感情を持っている方も幸いこの記事をここまでもし読めたならば、少なくとも通勤時間がぼーっと過ごすとマイナスになることを知ったはずです。

であれば、マイナスになるはずの時間に何かすれば、何もしないよりはプラスになったと感じることができるのではないでしょうか。

まずは意識改革から、自分につらくないように通勤時間を変えてみてはいかがでしょうか。

 

この記事の下書きを書いていた6月現在、僕はTrailheadや資格の勉強を進めるために、通勤時間を使っているため、通勤時間がそれほど苦には感じませんでした。

そして無事に資格を取得できたため通勤時間に頑張ってよかった、と思うことができています。

 

何に時間を使うかは向き不向きがありますが、自分にとって価値がある、と思えるような行為に通勤時間を使えれば例え多少長くとも憂鬱にならずに毎日を過ごせるのではないでしょうか。

 

ポジティブな体験をして通勤時間を楽しみましょう。

 

Tableauについて



Tableau(タブロー)はビッグデータを素早く簡単に見せることに特化したBIツールです。

複数のグラフを内包したアクティブなグラフ作成によって、提案や説明を手助けします。

今回使用したTableauについて興味がある、導入を検討しているという方がいらっしゃればこちらから紹介ページをご確認ください

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